本当に終わり。
やっと今起きた。
イヴなのに。
ぬいぐるみちゃんたちは、サンタのおじいさんに、
私の病気を治す薬をお願いする手紙を書いてくれた。
おてまみと、呼んでいる。
自分たちが欲しいものは書かないで。
ありがとうね。
でも、サンタのおじいさんは、
ぬいぐるみちゃんたちに、
長靴のお菓子、
ご本や洋服、くれよん、絵の具、スケッチブック、
好きな音楽のCDやら、
プレゼントしてくれました。
ぬいぐるみちゃんたちが、目を覚ましたら、お布団の横に置いてあったって。
みんな、おじこうだからだよ。
お利口という意味。
サンタさんは、
我が家にいる、ひとつばしさんの赤ぎつねさん、ビリーさん、洗いくまさんたち、
理系のお姉と同い年の動物さんたち。
この、ずっと続けてきたイヴも最後か。
ぬいぐるみちゃんたちが、かわいそうすぎる。
今日は、本当に寒いし。
私はただ、ぬいぐるみちゃんたちと、静かに暮らしたいだけなのに。
ダメなのか?
ひたすら無念だ。